Philosophy

インターン体験記・フェアトレードの神髄

2021年5月24日

初めまして、インターン生のイリナです。
私の人生初ブログを、温かい気持ちで読んでいただけたら幸いです!

さて、驚くべき速さで5月も間もなく終わってしまいますが、今月は世界的にも、とある月間だったのです。ご存知でしたでしょうか??

実は、「世界フェアトレード月間」というフェアトレードについて理解を深めたり促進していったりする期間なんです!

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みなさんは、フェアトレードとは「公平な賃金を支払うということ」だけではないことを、知っていましたか?

例えば、これはファッション製品や雑貨に使われるフェアトレード認証である¹WFTOの10の目標です。

  1. 生産者に仕事の機会を提供する
  2. 事業の透明性を保つ
  3. 公正な取引を実践する
  4. 生産者に公正な対価を支払う
  5. 児童労働および強制労働を排除する
  6. 差別をせず、男女平等と結社の自由を守る
  7. 安全で健康的な労働条件を守る
  8. 生産者のキャパシティビルディングを支援する
  9. フェアトレードを推進する
  10. 環境に配慮する

フェアトレードを意識することは、こんなにも多くの面から問題へとアプローチすることになり、同時に多くに面から変化を起こしているのです。
つまり、フェアトレードは、私たちに世界を変える機会を提供してくれている、ということに気が付きます。

また、フェアトレードにはマークがあります。
その種類はさまざまで、認証団体や内容によって変わってきます。

「え?あの青と緑のだけじゃないの?」―違うんです! 

²広く知られている青と緑が目印のFAIRTRADE以外にも、
WFTO(World Fair Trade Organization)、fair for life、FAIR TRADE CERTIFIED、FAIR TRADE FEDERATION、 FAIR TRADE USA…と様々です。

コーヒーのカップなどによく見かけるカエルマークのあれ(RAINFOREST ALLIANCE CERTIFIED)もフェアトレード認証の1つなんですよ!

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つまり、ラベルを使用しているブランドは、そのブランドが行っている活動に合う認証を選び、認証を受けているのですね。

では、andu ametでは何をしているのか。

フェアトレードで重視される経済、社会、環境を軸にご紹介します!

まず経済面では、良い給料への切符となる技術指導に注力すること。途上国では、手に職のない人は使い捨てにされてしまいがちですが、単にいわれたことができるひと、流れ作業の一部ができるひとではなく、製造の1-10をこなせる一人前の職人を育てています。そのためには、自分の可能性信じ向上心を持ってもらえるような環境づくりをこころがけているそうです。

次に社会面では、これまでは原料である革の状態での輸出に依存していたエチオピアシープスキンをエチオピアの地で、エチオピアの人々の手によって製品化し輸出しています。

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最後に、環境面では、全ての工場を直接訪れ、自社の環境基準クリアしていることを直接確認できたタナリーとのみ契約、委託。使用する皮は食肉の副産物のみ。アップサイクルに取り組み、日本のお店でも自然エネルギーを使用したり、梱包は脱プラスチックに切り替えたりするなど環境への負担を減らしています
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このようにたくさんの取り組みをしているのにも関わらず、andu ametが現時点ではフェアトレード認証を受けていない理由がとても興味深かったのでシェアさせていただきます!

そもそも認証の役割とは、目に見えない生産や調達の裏側を可視化し、真正性を確保するもの。
1年に一度くらいしかおとずれない遠い農園や工房との取引では現場で実際に何がおきているか、正確に把握するのは難しいので、認証が重要となります。
しかし、エチオピアのアトリエはandu ametの直営工場であることや、鮫島さんが現地に常駐していることなどから、現地の生産や会計の状況が日本側でも常に管理され、問題も発覚しだい改善されるような仕組みになっています。
一方、認証獲得には膨大な費用が掛かります。
少なくとも社内的には状況が可視化されているのだから、その分の金額を今はまだ色々と整っていない現地に還元させたほうが、より早く理想的なフェアトレードに近づけることができるという考えでこれまでは認証を取得していなかったのだとか。
ただ、創業以来少しずつ現地の環境も整備されてきたため、今後はお客様や取引先など第三者への客観的な証明として、認証取得に取り組むことを検討されているそうです。

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andu ametは、
「全工程での可能な限り社会や環境に配慮する」
「その中でも特にファッション業界のマイナス要因を0に近づけることを優先させる」
「その上でプラスになることを考える」
を軸に活動を続けています。

大量消費が未だ主流な現代でどのようにスローファッション広めるのかなど、10年経ってもまだまだ進むべき道が続いています。
鮫島さんが目指す、「たった一個で満たされるものづくり」というのは、私の周りに広がる世界にはない概念であり、実現への道のりにとてもワクワクしています!
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鮫島さんの考えるフェアトレードとは、地球のためだけでなく、エチオピアの人達のためだけでもなく、実際に製品を使うみなさん一人一人の「自分の幸せ」のためでもあるのだそう。
これはとても興味深く、最後にみなさんのフェアトレードに対する考えも変えられたのではないでしょうか。

私たちが選んで初めて意味を成すフェアトレード商品。スーパーで買う何か1つをフェアトレード商品に変えるだけで、誰かが綺麗な水を飲めるようになったり、教育を受けれるようになったり、なんだかすごいパワーのようだけど、それはフェアトレードが私たちに実際にくれたパワーなんです!

今月は、フェアトレード月間でもあり素敵なイベントが行われていた様子ですね 🙂 

日常的にも、来年にも、みんなでフェアトレードを楽しみましょう!

Click! → https://fairtrade-campaign.com/index.html

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¹参考:http://globalvillage.or.jp/fairtrade
²参考: https://www.rasical.com/blogs/sustainable/fair-trade

 

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